12月29日配信回
2025.12.29

12月29日(月)配信 株式会社エル・フィールド 代表取締役 吉田隆一

略歴

IT業界で長年経験を積む中で、働きやすい職場環境を自らつくるべく、2019年株式会社エル・フィールドを設立。エンジニアファーストを実現する施策を行うとともに、高還元SES制度を業界で初めて導入する。

眞鍋:株式会社エル・フィールドはどんな事業をされているのでしょうか?

吉田:当社は、IT分野を中心とした事業を展開しており、その中でも売り上げの柱としている事業がITソリューション事業です。簡単に事業の説明をさせていただくと、IT分野で活躍している実務経験の豊富なエンジニアを正社員として雇用し、主にIT系のお客様の開発プロジェクトにアサインしながら、システム開発の技術支援を提供している事業です。

眞鍋:正社員としてのお話がありましたが、派遣が多い、厳しい業界というイメージがあります。正社員で雇用することで、安定して働ける環境を作り、人材の確保もできるっていうメリットがあるわけですよね。そういった会社は、IT業界ではまだ少ないのでしょうか。

吉田:いえ、都内を中心に非常に数多くの会社があります。

眞鍋:かなりハードな業界というイメージがありますが、労働環境的にはいかがでしょうか。

吉田:労働環境は、現場に入って就業いただく形態ですので、その現場に合わせた労働環境になりますね。そこが一番大変なのかなという風に感じております。

眞鍋:エル・フィールドはどのような思い、きっかけで設立されたのですか?

吉田:元々私自身がIT業界の中で営業や採用の仕事をさせていただいていたのですが、その仕事柄、当時かなり近い距離でITエンジニアの思いや働き方を見てきました。その私が見てきた風景というのが、IT業界の「長時間労働こそ美徳」といった価値観や、月の労働時間も200時間以上が当たり前といった慣習があり、また働き方だけでなく、収入面の悩みも数多く聞こえてきました。

例えば、技術力を上げてもなかなか納得がいく年収にたどり着けないので、不必要な残業を行うといった、非常に生産性の低い発想を生んでしまっていたのです。この辺りの文化をどうしても変えたかったというのがこの事業を始めたきっかけです。

眞鍋:エンジニアは、立場的にはかなり厳しい、弱い立場にあったわけですね。少し前はコンプラの意識なども違いましたし、かなりハードな現場もあったのではないかと思います。

吉田:2019年の設立当時はまだなかったのですが、当社は売り上げの単価に連動して高い報酬を給与として支払う「高還元SES制度」を、業界で一番最初に導入しました。今では同様に取り入れている企業もかなり増えてきましたが、2019年当時はまだなかったんです。

眞鍋:要は歩合制ということですよね。2019年って、そんなに前じゃないですよね。でももしかしたらコロナ前だったので、時代の変わり目だったかもしれないですね。業界内での反応はどうでしたか?

吉田:やはり求人で掲載することによって、そういった悩みを抱いたエンジニアから非常に多くのご応募をいただきまして、現在ではもう業界では当たり前の文化となりつつありますので、エンジニアのために導入できてよかったと思っています。

眞鍋:エル・フィールドさんは、ホワイト財団が認定する審査をクリアして、初年度最高ランクを取ったそうですね。厳しいというイメージのある業界だからこそ、最初の職場選びってすごく大事になりますよね。ブラックが当たり前とされてきた業界でホワイトなところが出てくると、これはおかしいと、今まで言えなかったことを言えるようになるという。

仕事をしていて一番嬉しい瞬間はどういった時ですか?

吉田:頑張っている社員が成長を実感してくれている時、自分の仕事に真のやりがいを感じてくれている姿を見るときが嬉しい瞬間ですね。あとは、個々の労働力だけではなくて、私たちの方針でもある、本物のエンジニアファーストのサポート体制の成果として、エンジニアが現場で高い評価を受けたりですとか、実際にお客様から感謝の言葉をいただけたりする時も嬉しいですね。

眞鍋:そうした成果はどのようにフィードバックが届くのでしょうか?

吉田:当社ではかなり手厚くエンジニアをサポートしておりまして、一人のエンジニアに対して三部署体制でサポートしております。例えば、現場業務の相談事などは専属の営業担当が、プライベートな相談事などのサポートにはHR担当者が、技術面やキャリアアップの相談にはベテランのエンジニアが、それぞれ一名つきます。必要に応じてそれぞれの担当者が1on1で面談を実施し、営業担当者からのフィードバックの中で、お客様の評価をエンジニアに伝えております。

眞鍋:これからもっとやっていきたい分野などはありますか?

吉田:当社の根幹でもある、人生100年時代の到来に向けて、2030年にはシニア層の雇用をあらゆる分野で生み出せるような事業を展開していきたいと考えています。

眞鍋:確かに、これからはシニア層のエンジニアもたくさんいる時代になりますもんね。

吉田:シニアのエンジニア層の学びの方面にも取り組んでいまして、60代からでも学び直しができ、さらにその学びに通じたお仕事も当社で提供しながら、リカレント教育に着目していきたいと考えています。

眞鍋:この番組を通じて一番伝えたいことはなんでしょうか?

吉田:今から約7年前の2019年4月に働き方改革が施行され、同年度に当社、株式会社エル・フィールドが誕生しています。私たちが最も伝えたいことは、当社では真の意味で新しい働き方ができるということです。

当社は、「長時間労働=コミットメント」という古い価値観を完全に捨て去りました。私たちの考えるプロフェッショナリズムとは、短い時間で密度の高いハイレベルなパフォーマンスを発揮することだと考えています。最近のITエンジニアは、スキルアップを諦めることなく、プライベートな時間や家族との時間も充実させたいと考える、ワークライフバランスを大切にしたいという意欲的なエンジニアが増えてきています。

私たちは、エンジニアの個々の権利と生活を尊重しながら、主に社会に存在感のある価値を提供していく新しい形のIT企業を目指しています。当社の考えにご賛同いただけるエンジニアの皆様には、当社の新しい企業モデルでぜひ活躍してほしいです。