11月18日(月)配信 株式会社アイズクリエーション 代表取締役 口町裕昭
茨城県古河市出身。学業修了後は大手運送会社に就職し、約6年間勤務。28歳の時に独立し、起業。IT関係からスタートし、電気関連の事業、投資、海外でのゴールド関係の事業など、様々な事業を経験。その後2014年に設立していた株式会社アイズクリエーションで運送事業を開始。
笠井:株式会社アイズクリエーションでは、どのようなお仕事をされているのか教えていただけますか?
口町:私たちは貨物軽自動車運送事業を行っています。軽トラックや軽バンを使用して、個人宅や企業様への配達を担当しています。
笠井:運送業といえば、現在人手不足が深刻で、需要の高い分野ですよね。もともとは佐川急便で働かれていたんですか?
口町:はい、20代の頃に佐川急便で社員として約6年間勤めていました。この分野の仕事をずっとやってきました。
笠井:では、なぜ独立しようと思われたんですか?
口町:その頃、自分の中で挑戦したいことがありました。6年間働いて少し貯金ができたので、他の分野にも挑戦してみたいと思ったんです。例えば、ホームページ制作のようなIT関連の仕事が好きだったので、その分野に挑戦しようと思って独立しました。
笠井:そこから再び運送業に戻ってきたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
口町:実は、6年前まで東アフリカや西アフリカで仕事をしていたのですが、大きな失敗をしてしまいました。
笠井:ずいぶんチャレンジングな経験ですね。具体的にはどのような仕事をされていたんですか?
口町:当時は、ゴールド関連のビジネスをしていました。最初の1、2年は順調だったのですが、最終的に騙されてしまい、大きなお金を失いました。
笠井:それは大変でしたね。それで日本に戻ることになったのですね。
口町:はい、2歳の息子もいたので、落ち込んでいる暇はありませんでした。佐川急便で培った経験を活かし、もう一度運送業に戻ることを決意しました。
笠井:現在の会社をどのように評価していますか?
口町:失敗からのスタートだったので、最初は契約会社にどんな仕事でもやりますとお願いして、キャパ以上の仕事をこなしていました。それが徐々に楽になり、考える時間ができたことで事業を拡大しようと思い至り、人材集めにも注力するようになりました。このターニングポイントがあったからこそ、今の会社があると思っています。
笠井:その失敗も、結果的には糧になったということですね。
口町:はい。大きな失敗でしたが、そのおかげで昔好きだった仕事に戻れたので、結果オーライだったと思います。
笠井:では、株式会社アイズクリエーションの他社との違いや強みはどのようなところでしょうか?
口町:やはり、お客様や取引先企業に迷惑をかけないことが基本です。そのために、ドライバーには日々マナー教育を徹底しています。また、今後は自転車や台車での配達も取り入れることで、免許がない方でも働ける環境を整えていきたいと思っています。
笠井:確かに、時代に合わせた柔軟なスタイルが求められていますね。
口町:はい。多様な働き方を提供できれば、働き手にとっても企業にとってもwin-winな関係が築けると思っています。
笠井:仕事で大切にしていることは何ですか?
口町:挨拶を大切にしています。どんな仕事でも人間関係が一番重要だと思うので、挨拶を基本としています。
笠井:挨拶を徹底されている成果を感じる瞬間はありますか?
口町:はい。普段からしっかりとコミュニケーションが取れていると、万が一トラブルが起きた際にも信頼関係が役立ち、トラブルを大きくせずに解決できることが多いです。
笠井:それが挨拶の力ということですね。最後に、これからの目標やビジョンを教えてください。
口町:まずは会社を100名規模に拡大したいと考えています。また、運送業はAIやロボットには置き換えられない仕事です。転職に踏み出せない方々のサポートをしつつ、誰もが気軽に相談できる会社を目指しています。
笠井:従業員と一緒に働くスタイルは、良い雰囲気を生み出しているのでしょうね。
口町:はい。現場主義を貫き、信頼される会社づくりを続けていきたいです。
笠井:本日はありがとうございました。