6月17日配信回
2024.06.17

6月17日(月)配信 株式会社ARISA 代表取締役 古屋久実子

略歴

1968年生まれ、愛知県在住。家族に夫、娘、トイプードル。会社員を退社後、2011年8月に天然石とカラーセラピーのサロンをオープン。その後2021年12月に株式会社ARISAとして法人化。現在までカラーセラピスト、パワーストーンセラピスト、スピリチュアルセラピストとして活動している。著書に『天使の導き』『恋想い・愛想い~真実の愛を受け取り恋愛難民~抜け出す5つの方法~』がある。

笠井:株式会社ARISAでは、どんなお仕事をされてるんですか?

古屋:カウンセリングと、講座開講ですね。実店舗もありますので、天然石の販売などもしております。

笠井:カウンセラーになったきっかけはなんでしょう?

古屋:私、離婚を経験してるんですね。離婚後に今の主人と出会い、再婚したんですけれども、その時に妊娠しまして、子宮頸がんが分かったんです。子宮頸がんを患いながらも娘を出産したということもあり、色々メンタルに不安がありました。その後も産休、育休を取り、職場に復帰をしたんですけど、このままの人生でいいのかな、なんて思いながら、偶然カラーセラピー、色彩心理療法を受けたところが一つのきっかけになります。

笠井:それ大転換ですよね。患者さんがお医者さんになるようなものですから。

古屋:色っていうものに魅力を感じて、なんで色でこんなことがわかるんだろうっていうところが入口になって、資格を取り、セラピストの仕事を始めました。

笠井:セラピーカウンセラーのお仕事はどうですか?

古屋:私と出会ってくださったお客様が、ほんの数分の間に笑顔になって帰っていかれる。こういうところが、セラピスト、カウンセラーとしての醍醐味だと思ってます。

笠井:心がけていらっしゃることはなんでしょうか?

古屋:私は中立な立場でいたいので、ジャッジしないとか、善悪って判断はしないように心がけてます。

笠井:心が病んでいる方は、「あの人のせいでこうなった」って思いますよね。その時に、「あなたは正しい、あの人はダメ」って言うんじゃないと?

古屋:この先の人生どういう風にしていきたいのかにフォーカスしてもらって、自分の夢や目標、どうしたら幸せになれるのか、今ある問題をどうしたら解決できるのかを、お客様の立場になってアドバイスさせていただいています。

笠井:この仕事をしていて、カウンセラーとしての理念、信条はどんなものがありますか?

古屋:私はほんとに人生色々なことがあったんです。挫折もあったし、自分自身も自ら命を絶ちたいって思ったような出来事もたくさんあったんですが、ある時、もっと幸せになるにはどうしたらいいんだろうかと考えたんですね。その時に、もっと喜びながら、楽しみながら学ぶ人生ってあるんじゃないかってことに気づきました。なので、理念には「喜びながら、楽しみながら、美しく人生を輝かせていく」を掲げています。

笠井:ご自身もカウンセリングに通っていた時があったぐらいですから、そう思えない時期もあったわけですよね。そこから現在のように転換できた理由はなんだと思いますか?

古屋:たくさんのお客様に支えられてきたからだと思っています。カウンセリングを受けてくださったお客様が、私に会えてよかったですって、涙を流してくださったんですね。その時に、ああ、私はこのカウンセラーとしての仕事が天職だと思ったんです。絶望の中にいる私の声に耳を傾けてくださる方がたくさんいるんだと知り、私はこの仕事をしていこうと思いました。

笠井:カウンセラーになった時には古屋さんのメンタルは上がってたんですか?

古屋:実はですね、カウンセラーになった時に、私にはもう一人子供がいたんですけど、その子供を亡くしているんです。子宮頸がんが分かって出産して、これで幸せになれるかなって思ってた時に、前の夫との子供を亡くしたんです。神様から見放されてるのか、私の人生呪われてるんじゃないのかと思ったんです。でも、こんな私だからできることもあるっていう風に思って。痛みを分かち合えるというか、癌や子供を亡くした経験があるからこそ、本音でお客様の感情が理解できると思ってるんです。

笠井:わかります。私も癌のステージ4になって、もう死ぬかなっていう時に情報発信してたのは、こういう自分だからこそ、多分しっかり発信できるし、共感してもらえるのかなって思ったんですよ。どん底にいる時だからこそ、という。

古屋:すごくそう思います。

笠井:最後に、古屋さんの未来へのビジョンを教えてください。

古屋:今年の初めに地震があったりとか、東北の震災があったりとか、世界中でいろんなことが起きてるじゃないですか。とても今、メンタルの部分って本当に大事だなって思っているので一人でも多くの方に悩みから幸せを見つけていただきたい、そういう希望の光を与えられる存在になりたいっていう風に思ってます。こんな私でも、ほんとに今幸せだよって言える自分がいるので、私も幸せになりましたって笑顔で言ってくださる人を一人でも多く導いていきたいなと思ってます。

笠井:やはり、辛い実体験から回復してきた本人だからこそのカウンセリングができるんでしょうね。

古屋:ありがとうございます。