1月16日(木)配信 ココロの母 占い師・易学講師 華麗來

1970年生まれ。短期大学を卒業後、金融関係に就職し、結婚により退職。その後出産と離婚、シングルマザーとなる。2008年に占いの師匠と出会い、ラピタ東洋易学研究所に通い始め、副業として占いの仕事を始める。2016年には占いで独立。著書に「あなたの2024年2025年を占う四柱推命塾」(三恵社)などがある。
笠井:占いではどんなことを主にしていらっしゃるんでしょうか。
華麗來:四柱推命と、タロット、手相、姓名判断など色々やっています。
笠井:他にもイベントの主催や、占い教室とかもやっているみたいですね。どういう形で占いをやってらっしゃるんですか?
華麗來:今教えている生徒さんたちが卒業して、その方たちが活躍できる場としてイベントを主催しています。
笠井:経歴を拝見しますと、短期大学を卒業した後に金融関係のお仕事に就いていらっしゃって。そして、結婚で退職。その後、派遣や臨時職員として食いつなぐと表現されてますが。

華麗來:結婚後出産して、その後離婚をしまして。母子家庭ですので、やはり食べていかなくてはいけず、職を転々としました。
笠井:色々苦労されて子育てをされてきて。占いの世界にはどういう形で入っていったんでしょうか?
華麗來:たまたま雑誌で見かけた占いの教室に足を運んだんです。
笠井:2008年には占学の易学研究所に本格的に通い始めたそうですが、何がきっかけで占いの道を極めようと思い始めたんですか?
華麗來:自分の人生について深く知りたいという気持ちがあり、自分の人生を覗いてみたいという感じで入りました。
笠井:そこからお仕事として占いをされるのはどういう流れだったんでしょうか。
華麗來:やっぱり人と関わることがいいなと思いました。まずはお友達から見ていたんですが、どんどん紹介が広がって、「もうこれを仕事にしたら?」と言われて、最初は副業で始めました。
笠井:お仕事をしながら、占いも始めるという。その自信のほどと決断と覚悟はどうだったんですか?
華麗來:明日収入が0かもしれないという不安があったので。食いつなぐために副業をしながら。どっちが副業かわからないんですけど。
笠井:私もフリーになる時に思いました。声がかからなければ、0円。給料じゃないのでね。その決断はどれくらい大きなものでしたか?
華麗來:やっぱりタイミングってあって、占い上、自分の動きってわかるじゃないですか。ここまでに独立しようという目標はあったんですよ。
笠井:自分のことも占いで見ることはできるわけですよね。今、自分の運気がここに来てるから、このタイミングで独立しようとか、副業はやめようとか、それは良いですね。自分で自分のタイミングを測ることができると。そこは結構見極めたのでしょうか。
華麗來:そうですね。ただ、やはり不安はあって、占い師さんにも見てもらったんですけど、その時に「今年よ」と言われて。
笠井:占い師さんが占い師さんに見てもらうんですか、面白い。自分で見ることもできるわけじゃないですか。どうしてでしょうか?
華麗來:わかってはいるんですけど、やはり不安じゃないですか。
笠井:客観的な意見も欲しいという。
華麗來:背中を押してもらいたいという気持ちでした。

笠井:占い師になろうとするところのターニングポイント、大きな出来事って何かありました?
華麗來:やはり占いの師匠に出会ったことかなと思います。おじいちゃん先生だったんですけれども、四柱推命を得意とされた先生で、「占い師になれ!」ということを結構強く言われました。
笠井:それが自分の原動力になっていったという。
華麗來:もうどんどん押されたままという感じです。
笠井:仕事をしていて嬉しい瞬間というのはどんな時ですか?
華麗來:やはりお客様の良い口コミかなと思います。遠くからお客様に来訪いただいたりとか。
笠井:良い口コミはどういう風に知るんですか?
華麗來:ご予約の時とかに直接やり取りするんです。あの時言っていただいたことが当たりましたとか。つい先日も、ご結婚、そして妊娠がスムーズにその通りになりましたというご報告をいただきました。
笠井:逆に言うと、なんていうか、不満のお知らせもあるんじゃないかなと思うんですよ。先生は右って言ったけど、左の方が良かったと思いますみたいな。そこはどうですか?
華麗來:確かにイエスだよって言っても、結局ノーでしたっていう悲しいご報告もあるんですけれども、でも、やっぱり「真剣に話を聞いてくださった」と、いつも感謝していただいてます。
笠井:当たる当たらないという部分を中心としているんじゃないってことですか、占いって。昭和時代から占い師は当たる当たらないってよくあるじゃないですか。今は違うんですか?
華麗來:もちろん今も当たってなんぼだと思うんですが、でも、当たったからといって、その方の人生が変わるわけではないので、人生のコンサルタントみたいな感じで、導いていくことをやっています。
笠井:例えば手相とか生年月日、字画は、もう生まれ持って決まってるっていう感じがあるんですよ。それで占ってもらうってことは、もう答えが決まってる事を教えてもらってるようなイメージもあるんですけれども、それはどうなんですか?
華麗來:こういう性格で、こういう風になるだろうっていう道筋はあるんですけど、でもやはり選択ってあるじゃないですか。もしAを選んだ場合は好転するし、Bを選んだ場合はちょっと落ち込んでしまうっていうこともあって。私たちはそれがちょっとだけ占いでわかるので、Aに進んだ方がいいよというアドバイスをしています。
笠井:道が決まってるわけではなくて、その選択肢を提示することができるってことね。選ぶ道によって未来が変わるわけだから、ロールプレイングゲームみたいなものですよね。占い師の方は未来を予測するっていうこととはちょっと違いますか?
華麗來:もちろん、その方の性質に合わせて、Aを選んだ方がいいだろうとか、Bを選んだ方がいいだろうっていうのは選択します。
笠井:そうすると、今の占いっていうのは、その人の未来の決定事項を教えるわけではなくて、カウンセラーだとか、コンサルタントっていうような、そういう意味合いが強い。そうすると、かなり相手の人生にコミットして、相手の希望とか、これからのビジョンとかをうまく理解していかないといけないわけですね。その辺りはどうしてるんですか?
華麗來:しっかり相手の話を聞くっていうことを心がけています。
笠井:最後になりますけれども、未来へのビジョンを教えてください。
華麗來:今現在は個人鑑定と教室を主にやっているんですけど、今後は企業様向けの鑑定や占いスクールの運営なども出来たらいいなと考えています。またメディアの方でも活動できれば幸いです。
笠井:色々お話を聞いて、人の悩みに応える占いが、新たなカウンセリングの仕事として広がっているのはわかる気がいたしました。
