10月27日(月)配信 Kick Boxing Studio Continue 会長 森野祐治
高校入学と共に正道会館に入門し、フルコンタクト空手を学ぶ。K-1WGP2001チャンピオンマークハント氏のトレーナーハピナロノア氏と知り合い18歳の時渡豪し武者修行の日々を送る中、キックボクシングルールでプロデビューしKO勝利。その後何度も豪州にてK-1、ムエタイ、ボクシングルールなどの試合をこなす。日本でも大阪を中心に名古屋、東京と試合をする。その傍らK-1、PRIDE、UFC等の格闘技団体にて各選手サポートも経験。自身の格闘家としての経験、指導経験を生かし、それらを伝えるべく2018年にKick Boxing Studio Continueを設立し、現在に至る。
眞鍋:ビシッとした佇まいですが、格闘家の方は姿勢が本当に素晴らしいですね。
森野:ありがとうございます。
眞鍋:大阪でキックボクシングジムを経営されているとお聞きしました。
森野:大阪市の淀川区で経営しています。
眞鍋:もともとは選手として活躍されてらっしゃったのですよね。
森野:そうです。K-1という競技がありそのK-1のファイターとして活動していました。また、オーストラリアでも戦っていましたね。海外では当日ルールが変わることもあり、キックボクシングの予定が急遽ボクシングになったこともありました。
眞鍋:すごい世界ですね。私も何年かボクシングのジムに行ってるのですが、ボクシングとキックボクシングは全く違うものですよね。
森野:おっしゃる通りです。リングで戦う格闘技もいろいろありますが、やったことがない方からすると、どれも同じに思われがちです。しかし、競技によって全然違うのです。
眞鍋:私も最初、キックもやる総合格闘技の方に教えてもらい、その後ボクシングに通ったのですが、こんなに違うのだとびっくりしました。森野さんは選手から、経営の方に回ったと思うのですが、何かきっかけはあったのでしょうか?
森野:私は選手をしながら、実は18歳ごろから指導者としても活動していました。
眞鍋:そうだったのですか?
森野:はい。正直なところ、僕はあまりチャンピオンなどは目指してませんでした。チャンピオンへの憧れはあまりなく、リングでしか味わえない1回1回の戦いでヒリヒリする感じを継続して体感することで、人として成長できると思っていました。そのため、18歳の時から29歳ごろまで選手と並行して指導もしていました。その中で、指導者も選手と同じくらい楽しいなと思ったのです。戦うのと同じくらいみんなにいろいろな気づきを与えられたり、自分が得た強さを他の人に与えてその人も強くなり豊かになったりすることを経験していたので、そのまま経営側に進みました。

眞鍋:戦いのときのメンタルの作り方などは、人生にとってもすごく大事なものが含まれていそうですね。
森野:そうですね。いろいろ試行錯誤して続けていくのが大事かなと思います。実力者でも、負けるかもという不安はよぎるため、マインドコントロールは大切ですね。
眞鍋:やはりマインドが大事なのですね。格闘技を習っている方は、経営者やビジネスパーソンの方が結構多いイメージがあります。
森野:多いですね。午前中にパーソナルトレーニングをして、午後にグループレッスンを行っているのですが、時間に融通のある経営者の方々は午前中パーソナルレッスンにくる方が多いです。
眞鍋:ジム経営していらっしゃると、選手として成長していきたいという方も入れば、一般のお客様もいますよね。同時にやっていくのは、大変ではないですか?
森野:おっしゃる通りです。格闘技のリングに上がる選手になる人は、僕も含め変人だと思ってます。格闘技のジムをこれから経営したい後輩にも伝えるのですが、私たち選手は、鼻血がでようが骨折れようが大丈夫という感覚があります。しかし、一般で習いに来ている方は違います。まずは汗を流して「私でもキックボクシングや格闘技できるな」と思ってもらえるようにしたいのです。また、最初から選手になりたい人はほとんどいません。ただ練習していくうちに、お客様の方から「リングに上がってみたい」と言われたときは、「今までのトレーニングと変わるよ」と伝えた上で、厳しいトレーニングに移行します。
眞鍋:選手モードに切り替えるのですね。一般のお客様と選手の一番の違いは何でしょうか?
森野:痛さ、メンタルですね。それこそ、鼻血が出たり骨が折れたりすることもあります。しかし、選手は試合に出たいと言います。試合に出る以上、勝たないといけません。試合は、エントリー費も払いますし、応援に来てくださる方もいます。そして、休みの日に試合をして負けたら嬉しくないですよね。そのため、勝ちを目指してほしいのです。よく格闘技の格言で「トレーニングハード、ファイトイージー」というものがあります。練習頑張って試合を楽にしようという意味ですので、選手にはこれをいかに分かりやすく伝えられるかということが大事ですね。

眞鍋:やはり日頃の練習が大切ということで、選手の皆さんにはそうやって厳しいモードで指導するのですね。その一方、一般のお客さんには楽しんでもらう必要がありますよね。
そのために気をつけてることはありますか?
森野:一般のお客様は「怪我したくない」、「安全にやりたいけど、でもいいフォームも身につけて強くなりたい」という思いが根底にあると思っています。リングに上がらない方でも「かっこいいな」「強いな」と思ってもらえるように、本格的な技術も教えます。ただ、これより先は勝負の世界になるというラインは、伝えるようにしています。そこはすごく大切にしています。
眞鍋:選手の領域を少し覗いてみるだけでも楽しいですし、一般のお客様からすると新しい世界が広がりそうですね。
森野:そうですね。安全第一にはなりますが、選手のような練習をお試しで体験することで、学べることもありますし、精神面も鍛えられると思っています。
眞鍋:ジムの経営といいますと、経理や事務作業も必要になると思うのですが、どのようにして身につけていったのですか?
森野:私はすごくラッキーで、母が経理の仕事をしていたため、いろいろ教えてもらいました。
眞鍋:まず、お母様に相談したのですか?
森野:そうですね。母に相談しました。一つずつタスクチェックをしてもらい、勉強しました。
眞鍋:最強のコンサルタントが1番そばにいたのですね。大阪にジムがあるということですが、格闘技をやってみたいという方に何かメッセージはありますか?
森野:格闘技を目にする機会は多いと思いますが、最初は怖さや恐怖があると思います。Continueは初心者の方も安全に楽しく格闘技に触れてもらうことをモットーにやっていますので、ぜひ勇気を出して、ジムに足を運んでもらえたらなと思います。
眞鍋:SNSもやってらっしゃいますか?
森野:InstagramとYouTubeチャンネルをやっています。
眞鍋:興味ある方は、ぜひSNSをチェックしてみてください。今日はありがとうございました。
森野:ありがとうございました。

