4月15日配信回
2024.04.15

4月15日(月)配信 リエール株式会社 代表取締役CEO 柴田リエール

略歴

2歳からクラシックバレエを始め、当時所属のバレエアカデミーにて6歳で最年少主役に抜擢。後に国内とフランスにて多数舞台に立ち、21歳で引退。慶應義塾大学経済学部のほか海外で金融、スキンケアについて学ぶ。大手化粧品会社入社後は営業と経営を学び、某国会議員の私設秘書として社会経験を積みながら、個人事業主として起業。2023年に設立20周年を迎えた。

笠井:日本とフランスで多数バレエの舞台に立っていましたが、21歳で引退。将来を嘱望されたバレリーナだったと思いますが、21歳での引退はかなり早いんじゃないですか?

柴田:非常に早いと思います。これからという時期に引退した形ですね。

笠井:なぜ?

柴田:母が脚のモデルをしていたこともあり、小さい頃はバレリーナや女優を目標にしていたんです。一方で私の家系は事業家ということもあって、幼い頃から父の影響を受けていました。そのため事業家にもなりたかった。優先度では1番目がバレリーナ、2番目が女優、そして3番目が事業家でした。しかしバレエを突き詰めていく過程で、私は技を磨いて成長するよりも事業の方が向いてると思いました。例えば公演の際に、今日は満員御礼なのか、お客さんが入ることで誰が潤うのか、などが気になりはじめたんです。

笠井:プロデューサー感覚が磨かれていった感じですかね。ということは自らおやめになったのでしょうか、それとも親御さんに言われたからだったのでしょうか?

柴田:父からはいつやめるのかという話もありましたが、徐々に事業をやりたくなっていった自分もいました。第二の人生を歩むなら、バレエを30、40代で引退してからではなく、早めにスイッチを切り替えた方がいいのではないかと思ったんです。21歳まで十分やりきったので、タイミングもいいと思い、決断しました。

笠井:なるほど。次に、海外で金融とスキンケアを学び、大手化粧品会社に入社後は営業と経営を学んだ。一方、国会議員の私設秘書として社会経験を積みながら、最終的に個人事業主として起業。バレリーナからの転身にしては入り組んだ経歴ですね。海外はご自身とゆかりのあるフランスへ行かれたのでしょうか?

柴田:アメリカです。

笠井:アメリカで金融とスキンケアを学ぶというのは、どういうことでしょう?

柴田:スキンケアは実家が大手化粧品会社だったということもあって。

笠井:金融は?

柴田:金融は幼い頃に父から受けた教育の影響で、常に自分で生み出すことを誘導されていたからです。デリバティブの取引を幼い頃から見ていて、本格的に大学で学ぼうと思ったのですが、日本ではあまり実践されていなかったのです。そこでアメリカに渡って、自分の目で見て学んで帰ってきたという感じです。

笠井:相当の実行力や行動力を持っていらっしゃいますね。そして、国会議員の私設秘書というのがまた面白いと思いました。

柴田:バレリーナだった時は社会勉強ができていない状態だったんです。手っ取り早く学ぶ方法を考えていた際に、ご縁のあった先生の後押しもあって。

笠井:そして起業されたのがリエールグループ。海外から医療機器を輸入して全国の病院やクリニックに卸販売するというのは、いきなり難しいことをしていませんか?

柴田:まず、医療機器の仕入れにも複雑な手続きはあったのですが、乗り越えた上で仕入れ自体はできたんです。しかし医療機器は医者じゃないと扱えない。そこで、私のホームドクターだった先生のご紹介で院長先生を務めてくれる方がいたため、クリニックを始めました。患者さんにどんどん営業をするやり方も考えたのですが、大変なこともいっぱいあります。それならば、医療機器をクリニックに卸せば施術ができる場所が増えるのではないかと思いついたんです。先生の知り合いもまた医者なので、そこからコネクションができ、全国に一気に100件ぐらいまで増えましたね。

笠井:とてつもないパワーをお持ちで。人と人との接続力の強さをとてつもなく感じますね。ではここからは3つのキーワードでリエールさんにお聞きしていきます。第一のキーワードはモチベーション。リエールさんのお仕事のモチベーションは?

柴田:最近私が注力しているのは再生医療の事業なのですが、昨年さまざまな所での取材を通して話題にしていただきました。この結果を見て大先輩方が活躍を褒めてくださったんです。私を応援してくださる方々の声はモチベーションですね。

笠井:続いて第二のキーワードは信念。リエールさんの仕事に対する信念はどんなことでしょうか?

柴田:目標としたことは結果を出すまでやる。しかも最短で。

笠井:すごい、パワフルですね。

柴田:せっかちなので年月をかけてやるのが好きじゃないんです。私はクラヴマガという護身術のインストラクター資格を持っていて、一般的には取得まで3年から5年かかると言われていました。しかし私は5年もかけていられないと思い、1年だけ専念した結果、日本人女性では唯一の有資格者となりました。

笠井:世界資格なので海外に行っても指導できますよね。最後に第三のキーワードは未来のビジョン。リエールさんの今後のビジョンは?

柴田:日本を主としつつ、海外の方々の健康寿命も伸ばすことに貢献し、世界を若返らせたいと思っています。

笠井:今は日本中心に事業を展開されているんですか?

柴田:日本ファーストで考えています。日本は長寿社会ですが、寝たきりや介護の問題もあります。この長寿を若々しい長寿に変えていけば、世界が日本に注目するのではないかと考えています。

笠井:寿命だけ伸ばすのではなく、健康寿命を伸ばすという点が大事なんですね。

柴田:健康寿命が伸びて、50代、60代の体内と見た目で100歳を迎えたら楽しいと思うんです。

笠井:そうなると、日本は高齢者を労働力として活用できる。ウィンウィンですよね。

柴田:そうです。新しいビジネスも生まれてくると思いますし、少子化が改善されるまでの間、若々しい方が増えれば乗り切れるんじゃないかと。

笠井:そのような世界が実現するかもしれないというビジョンを感じました。非常に励まされるお話ありがとうございました。これからもご活躍を。